建設業会計(工事進行基準)





工事契約とは
建物のような、仕事の完成に対して対価が支払われる請負契約のうち、
基本的な仕様や作業内容を顧客の指図に基づいて行うものをいいます。

工事進行基準とは
工事の進行度合いに応じて工事収益が計上する基準です。






1期目

1年目期首残高
・当期首着工で、工期は3年。
・工事売上高総額:1,000

1年目 工事進行



入金時

現金預金 100 未成工事受入金 100




材料購入

未成工事支出金 90 現金預金 90




当期末

完成工事原価 90 未成工事支出金 90①
未成工事受入金 100 完成工事高 180②

完成工事未収入金 80③

①期中の材料費支払を決算で原価振替
②完成工事高総額1,000×当期工事原価発生額90÷見積工事原価総額500
③差額





2期目(見積工事原価総額変更)

追加工事を請け、工事高の総額、見積工事原価総額に変更が生じた。
工事高総額:1,000→1,100
見積工事原価総額:500→550
2年目期首残高(工事進行)

2年目 工事進行

入金時

現金預金 300 完成工事未収入金 80①
       未成工事受入金 220②

①1年目で計上した完成工事未収入金を戻します。
②差額



外注費支払

支払は掛で翌期に支払

未成工事支出金 250 工事未払金 250




当期末

工事高総額:1,000→1,100
見積工事原価総額:500→550

完成工事原価 250 未成工事支出金 250①
未成工事受入金 220③ 完成工事高 500②

完成工事未収入金 280④

①期中の外注費を決算で原価振替
②期の途中で見積原価総額の変更があった場合の完成工事高の算定は、当期までの完成工事高累計額から前期までの完成工事高累計額を差引き、当期の完成工事高を算出します。

  当期までの完成工事高累計額-前期までの完成工事高累計額
→変更後工事高総額×当期までの工事原価累計額 -前期までの完成工事高累計額 
          変更後見積工事原価総額

2年目 工事進行 工事原価変更 図

1,100×(90+250)-180=500
     550

③当期入金額(前期完成工事未収入金と相殺した額)
④差額





3年目

3年目期首残高(工事進行)

3年目 工事進行

現金預金 500 完成工事未収入金 280①
       未成工事受入金 220②

①2年目で計上した未収入金を相殺します。
②差額



材料費支払(現金支払)

未成工事支出金 210 現金預金 210




工事未払金支払

工事未払金 250① 現金預金 250

①2年目計上支払



当期末(完成・引渡)

完成工事原価 210 未成工事支出金 210①
未成工事受入金 220③ 完成工事高 420②
完成工事未収入金 200④

①期中の材料費支払を決算で原価振替
②完成時の完成工事高は、工事高総額(1,100)から前期までの計上額を差引いた差額を計上します。
完成工事高(工事進行基準)

③当期入金額(前期完成工事未収入金と相殺した額)
④差額(完成工事高420-未成工事受入金220)

 

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