吸収合併





合併は、2つ以上の会社が合体して、法的にも1つの会社になることをいいます。
パーチェス法とは
被取得企業の株主がいったん投資を清算し、改めて資産・負債を時価で測定した再投資額によって、取得企業に現物出資したとする方法です。





吸収合併

A社はB社を吸収合併した。
パーチェス法により処理。
B社株式10株に対し、A社株式10株(A社株式時価100)発行して交付。
増加する資本金は資本金と資本準備金を2分の1ずつ。
B社の諸資産の時価:1,200
諸負債の時価:600
合併

諸資産 1,200① 諸負債 600①
のれん 400③  資本金 500②
      資本準備金 500②

①時価
②@100×10株÷2
③差額





段階取得での合併

A社はB社を吸収合併した。
パーチェス法により処理。
B社発行済株式総数10株に対し、A社株式10株(A社株式時価100)発行して交付。
増加する資本金は資本金と資本準備金を2分の1ずつ。
A社は1株(帳簿価額90)を所有。
B社の諸資産の時価:1,200
諸負債の時価:600
合併

諸資産 1,200①  諸負債 600①
のれん 390④  B社株式 90②
        資本金 450③
        資本準備金 450③

①時価
②1株×@90
③@100×(10株-1株)株÷2
④差額





合併時に自己株式処分

A社はB社を吸収合併した。
パーチェス法により処理。
B社株式10株に対し、A社自己株式2株(帳簿価額1株90)と、株式8株(A社株式時価1株100)を発行。
増加する資本金は資本金と資本準備金を2分の1ずつ。
B社の諸資産の時価:1,200
諸負債の時価:600

諸資産 1,200① 諸負債 600①
のれん 400④  自己株式 180②
        資本金 410③
        資本準備金 410③

①時価
②@90×2株
③[@100×10株(増加資本)‐180(自己株式)]÷2=410
④差額



合併比率

A社はB社を吸収合併した。
パーチェス法により処理。
B社発行済株式総数10株に対し、A社株式10株(A社株式時価100)を発行。
増加する資本金は資本金と資本準備金を2分の1ずつ。
合併比率の算定: 時価による純資産額と収益還元価値の平均
平均株主資本利益率: A社15%、B社10%で、同種企業の平均株主資本利益率は10%
A社の諸資産の時価:2,400
諸負債の時価:1,200
A社発行済株式総数:20株
B社の諸資産の時価:1,200
諸負債の時価:600
B社発行済株式総数10株



評価額の算定

A社
純資産額1,200=2,400(諸資産時価)‐1,200(諸負債時価)
収益還元価値1,800=1,200(純資産額)×15%(平均株主資本利益率)÷10%
純資産額と収益還元価値の平均1,500=[1,200(純資産額)+1,800(収益還元価値)]÷2
B社
純資産額600=1,200(諸資産時価)‐600(諸負債時価)
収益還元価値600=600(純資産額)×10%(平均株主資本利益率)÷10%
純資産額と収益還元価値の平均600=[600(純資産額)+600(収益還元価値)]÷2



合併比率の算定

0.8=[600(B社企業評価額)÷10(B社発行済株式総数)]
[1,500(A社企業評価額)÷20(A社発行済株式総数)]



交付株式数の算定

8株=10株(B社発行済株式総数)×0.8(合併比率)
A社1株あたり時価75=1,500(企業評価額)÷20株
増加する資本金・資本準備金 各300=[75(A社1株あたり時価)×8(交付株式総数)]÷2

諸資産 1,200①  諸負債 600①
          資本金 300②
         資本準備金 300②

①B社時価
②B社評価額

 

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