連結会計 3期目 ⑥貸倒引当金の消去 アップストリーム



連結(貸倒引当金)概要




開始仕訳

●前期末仕訳

当期首

借方金額貸方金額
貸倒引当金50利益剰余金当期首残高50
利益剰余金当期首残高20繰延税金負債20
利益剰余金当期首残高6 / 非支配株主持分当期首残高6


前期末

借方金額貸方金額
貸倒引当金50 / 貸倒引当金繰入50
法人税等調整額20繰延税金負債20
非支配株主損益当期変動額6非支配株主持分6




〇実現仕訳

前期末商品が販売されたと仮定し、逆仕訳を行います。

借方金額貸方金額
貸倒引当金繰入50貸倒引当金
繰延税金負債20法人税等調整額20
非支配株主持分当期変動額6非支配株主損益6

↑逆仕訳
前期末仕訳

借方金額貸方金額
貸倒引当金50貸倒引当金繰入50
法人税等調整額20繰延税金負債20
非支配株主損益当期変動額6非支配株主持分6




単純合算(●前期末仕訳+○実現仕訳)

借方金額貸方金額
貸倒引当金50利益剰余金当期首残高50
利益剰余金当期首残高20繰延税金負債20
利益剰余金当期首残高6非支配株主持分当期首残高6
貸倒引当金繰入50貸倒引当金50
繰延税金負債20 / 法人税等調整額20
非支配株主持分当期変動額6非支配株主損益6

↓相殺

借方金額貸方金額
貸倒引当金繰入50利益剰余金当期首残高24
法人税等調整額20
非支配株主損益6
非支配株主持分当期変動額6非支配株主持分当期首残高6


期中

親子間の売上

子会社は親会社に2,000を売上。
親会社

借方金額貸方金額
仕入2,000買掛金2,000



子会社

借方金額貸方金額
売掛金2,000 売上2,000








個別 決算時

子会社は親会社への売掛金2,000に対し、5%の貸倒引当金を設定。

子会社

借方金額貸方金額
貸倒引当金繰入100①貸倒引当金100

①2,000×5%



連結修正

売掛金、買掛金の相殺

借方金額貸方金額
買掛金2,000売掛金2,000


貸倒引当金消去

借方金額貸方金額
貸倒引当金100貸倒引当金繰入100


法人税等調整額の計上

法人税等調整額計上前
ここで、法人税の不一致がわかるように、PLの連結修正を上記の仕訳をした連結間取引のみにします。
すると、法人税実効税率40%をかけたものと不一致なことが分かります。
連結 修正後(法人税等調整額計上前)不一致



法人税等調整額計上後
ここで、連結上の税引前当期純利益は1,120で法人税等は408となってます。
法定実効税率をかけたものと異なっております。
これは、連結修正で貸倒引当金繰入額100の戻しを計上したことにより、税引前当期純利益が増加したことによります。
そのため、増加分を法人税等調整額を計上して調整します。

借方金額貸方金額
法人税等調整額40①繰延税金負債40

①100(貸倒引当金繰入額)×40%(法人税等実効税率)
連結 修正後(法人税等調整額計上後)一致

法人税等調整額計上後、法定実効税率をかけた場合と一致しました。




非支配株主持分負担

連結修正仕訳による損益変動分を、持株比率で非支配株主に振替
収益100(減価償却費の減額)+費用40(法人税等調整額)=利益60
利益60に支配株主持分割合20%を非支配株主持分に増額します。

借方金額貸方金額
非支配株主損益当期変動額12①非支配株主持分12

①60×20%=12
連結 修正後(法人税等調整額計上後)非支配株主分振替