わかりやすく解説! 簿記

【会計基準】1株当たり当期純利益に関する会計基準(わかりやすく解釈)

[mathjax]

スポンサーリンク

1株当たり当期純利益の算定

$$1株当たり当期純利益= \frac{普通株式に係る当期純利益}{普通株式の期中平均株式数}$$

$$= \frac{損益計算書上の当期純利益-普通株主に帰属しない金額}{普通株式の期中平均発行済株式数-普通株式の期中平均自己株式数}$$

スポンサーリンク

希薄化効果

潜在株式調整後1株当たり当期純利益が、1株当たり当期純利益を下回る場合に、潜在株式は希薄化効果があるものとします。

スポンサーリンク

潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定

$$潜在株式調整後1株当たり当期純利益= \frac{普通株式に係る当期純利益+当期純利益調整額}{普通株式の期中平均株式数+普通株式増加額}$$
スポンサーリンク

用語


潜在株式とは
その保有者が普通株式を取得することができる権利もしくは、普通株式への転換請求権又は、これらに準じる権利が付された証券又は契約をいいます。
例として、ワラントや転換証券が含まれます。


転換証券とは
普通株式への転換請求権もしくは、転換負債又は、転換株式をいいます。
例として、一括法で処理されている新株予約権付社債や、一定の取得請求権付株式が含まれます。


配当優先株式とは
普通株式よりも配当請求権が優先的に認められる株式をいいます。


普通株式とは
株主としての権利内容に制限のない、標準となる株式をいいます。

普通株主とは
普通株式を有する者をいいます。

普通株式に帰属しない金額とは
優先配当額などが含まれ、以下のようになります。
   ・累積型配当優先株式
   ・非累積型配当優先株式


優先配当とは
配当優先株式における優先的な剰余金の配当をいいます。


ワラントとは
その保有者が普通株式を取得することのできる権利又は、これに準じる権利をいいます。
例として新株予約権があります。

モバイルバージョンを終了