受取手形割引時
前期末は債権残高に貸倒実績率1%を引当設定。
保証債務は額面に対し1%を計上。
受取手形 割引時
前期受取った受取手形1,000を銀行にて100で割引き、残額900を受取。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
現金預金 | 900 | 受取手形 | 1,000 |
手形売却損 | 100 | - | - |
貸倒引当金 | 10 | 貸倒引当金戻入 | 10 |
保証債務費用 | 10 | 保証債務 | 10 |
下記を合算
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
現金預金 | 900 | 受取手形 | 1,000 |
- | - | 手形売却損 | 100 |
上記の債権が減少したため、貸倒引当金を戻す処理
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
貸倒引当金 | 10① | 貸倒引当金戻入 | 10 |
①1,000×前期貸倒実績率1%
保証債務計上
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
保証債務費用 | 10① | 保証債務 | 10 |
①1,000(受取手形)×1%(保証債務率)
決済時
銀行で割引いた手形が無事決済された
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
保証債務 | 10 | 保証債務取崩益 | 10 |
為替手形
A社は、仕入先B社の買掛金100円の支払があります。
この支払に対し、売掛金がある得意先C社に了承を得て為替手形を振り出し、B社に渡しました。
仕訳のイメージとしては下記のようになります。
A社の仕訳
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
買掛金 | 100① | 売掛金 | 100② |
①B社分減少
②C社分減少
B社の仕訳
売掛金分を、為替手形で受け取ったため、受取手形を増加させます。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
受取手形 | 100① | 売掛金 | 100② |
①C社分増加
②A社分減少
C社の仕訳
買掛金残高のあるA社からの依頼により、A社の買掛金を減少させて、B社に対する支払手形を増額します。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
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買掛金 | 100① | 支払手形 | 100② |
①A社分減少
②B社分増加