連結会計 2期目 ⑥貸倒引当金の消去 ダウンストリーム 【10/22移転予定】



親会社が子会社の債権等に対する貸倒引当金を計上した場合の連結上の仕訳を見ていきます。
法定実効税率は40%とします。
連結(貸倒引当金)概要




期中

親子間内部取引

親会社は子会社に200を売上。
親会社

借方金額貸方金額
売掛金200売上200



子会社

借方金額貸方金額
仕入200買掛金200




親子間の債権債務

親会社は子会社に100を貸付。

親会社

借方金額貸方金額
短期貸付金100現金預金100



子会社

借方金額貸方金額
現金預金100短期借入金100








個別 決算時

親会社は売掛金1,100、貸付金100に対し、5%の貸倒引当金を設定。
うち、子会社に対するものは、売掛金200、貸付金100。

親会社

借方金額貸方金額
貸倒引当金繰入60①貸倒引当金60

①1,200(売掛金1,100+貸付金100)×5%



連結修正

連結(貸倒引当金)2貸倒引当金

売掛金、買掛金の相殺

借方金額貸方金額
買掛金200売掛金200




貸付金、借入金の相殺

借方金額貸方金額
借入金100貸付金100




貸倒引当金の消去

借方金額貸方金額
貸倒引当金15貸倒引当金繰入15①

①子会社に対する債権 [200(売掛金)+100(貸付金)]×5%




法人税等調整額の計上

連結(貸倒引当金)2法人税等調整額



法人税等調整額計上前
ここで、貸倒引当金計上による法人税の不一致がわかるように、PLの連結修正を、貸倒引当金に関する連結間取引のみにします。
すると、法人税実効税率40%をかけたものと不一致なことが分かります。
連結 2期 貸引 (調整額計上前)





法人税等調整額計上後
ここで、連結上の税引前当期純利益は535で法人税等は208となってます。
法定実効税率をかけたものと異なっております。
ここで法人税等調整額を計上して調整します。

借方金額貸方金額
法人税等調整額6① 繰延税金負債6

①15(連結修正時計上貸倒引当金繰入)×40%(法定実効税率)

連結 2期 貸引(調整額計上後)