連結 3期目 ④未実現利益の消去(期末棚卸) ダウンストリーム 【10/22移転予定】

連結会計の期末棚卸資産、未実現の消去の流れを見ていきます。
この記事の仕訳は、本記事の主目的である、未実現の消去の期末棚卸を中心に見ていきます。
またなぜ、未実現利益消去時に税効果会計を適用するかを検証していきます。

それでは仕訳を見ていきます。法定実効税率は40%とします。
連結(未実現棚卸)概要




3期目 開始仕訳

●前期末仕訳
借方金額貸方金額
売上原価80商品80
繰延税金資産32法人税等調整額32

↓費用→利益剰余金当期首残高

借方金額貸方金額
利益剰余金当期首残高80商品80
繰延税金資産32利益剰余金当期首残高32

 
○実現仕訳
前期末商品が販売されたと仮定し、逆仕訳を行います。
前期末仕訳

借方金額貸方金額
売上原価80商品80
繰延税金資産32法人税等調整額32

↓逆仕訳

借方金額貸方金額
商品80売上原価80
法人税等調整額32繰延税金資産32

 
●+○合算

借方金額貸方金額
利益剰余金当期首残高80商品80
繰延税金資産32利益剰余金当期首残高32
商品80売上原価80
法人税等調整額32繰延税金資産32

↓相殺

借方金額貸方金額
利益剰余金当期首残高48売上原価80
法人税等調整額32


期中

親会社が子会社へ売上時

親会社

借方金額貸方金額
売掛金160売上160

 

子会社が親会社から仕入時

子会社

借方金額貸方金額
仕入160買掛金160


個別 決算時

売上原価の算定

親会社

借方金額貸方金額
仕入400繰越商品400
繰越商品200仕入200

 
親会社

借方金額貸方金額
仕入80繰越商品80
繰越商品160①仕入160

①すべて親会社からの仕入分

 
 
 

連結修正仕訳

連結(未実現棚卸)2

売上、売上原価の相殺

連結会社間での取引の売上原価、商品の相殺を行います。
子会社の期末商品160はすべて親会社からの仕入分

借方金額貸方金額
売上原価160商品160

 

法人税等調整額の計上

連結(貸倒引当金)2法人税等調整額

法人税等調整額計上前
連結修正により、税引前当期純利益が860にもかかわらず、法人税等は408となっており当期純利益が法定実効税率をかけたものと異なっています。
これは、連結修正で売上原価160を減額したことによります。
連結(未実現棚卸)不一致

法人税等調整額計上後
法人税等調整額を計上することにより、調整します。

借方金額貸方金額
繰延税金資産64法人税等調整額64①

①売上原価160×40%(法定実効税率)

連結(未実現棚卸)一致