わかりやすく解説! 簿記

車両の買換え

車両の買換えの場合は、
・古い車両の仕訳
・新しい車両の仕訳
 を合算します。

下取価格が時価より高く売れた場合
その差額は、新しく購入した固定資産の値引と考えます。
古い車両の仕訳では売却金額を時価を用い、下取り価格と時価の差額である値引分は、新しく購入した固定資産から控除します。

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買換え

旧車(下取り品)

現在の乗っている車の取得価額1,000で定額法、耐用年数4年、残存価額ゼロで
当期首減価償却累計額が500とします。
買換えは当期末に行い、下取り価格は300とします。

借方 金額 貸方 金額
減価償却累計額 500 車両 1,000
減価償却費 250① 車両売却益 50②
現金 300

①1,000(取得価額)÷4(耐用年数)
②差額


新車

新車は3,000で現金で支払い。

借方 金額 貸方 金額
車両 3,000 現金 3,000


旧車、新車の仕訳を合算

借方 金額 貸方 金額
減価償却累計額 500 車両 1,000
減価償却費 250 車両売却益 50
車両 3,000 現金 2,700
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下取価格が時価より高く売れた場合

旧車(下取り品)

現在の乗っている車の取得価額1,000で定額法、耐用年数4年、残存価額ゼロで
当期首減価償却累計額が500とします。
買換えは当期末に行い、時価は300、下取り価格は500とします。

借方 金額 貸方 金額
減価償却累計額 500 車両 1,000
減価償却費 250① 車両売却益 50③
現金 300②

①1,000(取得価額)÷4(耐用年数)
②時価
③差額


新車

新車は3,000で現金で支払い。

借方 金額 貸方 金額
車両 3,000 現金 3,000


下取り額と時価との差額(値引)

借方 金額 貸方 金額
現金 200 車両 200①

①下取り価格500‐時価300


旧車、新車、値引の仕訳を合算

借方 金額 貸方 金額
減価償却累計額 500 車両 1,000
減価償却費 250 / 車両売却益 50
車両 2,800 現金 2,500

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