退職給付の構成
前提条件
退職給付債務:当期首9,852
当期末実績10,543
年金資産時価:当期首5,000
当期末実績5,460
年金掛金支払額:450
勤務費用:394
割引率:1.5%
期待運用収益率:1%
数理計算上の差異は10年、定額法で処理。
期中
年金掛金支払い
年金掛金450を支払い
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
退職給付引当金 | 450 | 現金預金 | 450 |
決算時
退職給付費用の計上
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
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退職給付費用 | 491① | 退職給付引当金 | 491 |
①勤務費用:+394
利息費用:9,852×1.5%=+147
期待運用収益(△):5,000×1%=△50
計:491
数理計算上の差異
年金資産
見込(計上額)5,500-実績5,460=40(過剰計上分)
退職給付債務から年金資産を減額したものが退職給付引当金です。
年金資産を過剰計上しているということは、退職給付引当金を減額しすぎているということです。
そのため、過剰計上の場合には退職給付引当金を増額します。
退職給付債務
見込(計上額)10,393-実績10,543=△150(計上不足額)
合計
年金資産△40+退職給付債務△150=△190
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
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退職給付費用 | 19① | 退職給付引当金 | 19 |
①190(数理計算上の差異)÷10(年)