キャッシュ・フロー計算書 直接法と間接法はなぜ一致するのか③ 人件費支出





はじめに

キャッシュ・フロー計算書で直接法と間接法はなぜ一致するのか。
これを見ていきます。

記事を
①営業収入
②商品仕入
③人件費支出(退職給付引当金、給与・賞与)
④その他営業支出、間接法のみの調整
の4記事に分けています。
本記事では、③人件費支出(退職給付引当金、給与・賞与)を記述します。






資料

10CF BS

11CF PL






退職給付引当金

仕訳の流れは次のようになります。

退職金の支払
退職給付引当金 XXX 現金預金 XXX

退職給付費用 計上
退職給付費用 XXX 退職給付引当金 XXX

退職金支払

退職給付引当金 50 現金預金 50

退職金支払は50なので、直接法と間接法にあてはめます。
現金支払いのため、マイナス計上となります。
20直接法間接法 退職給付 支払


退職給付費用 除去

退職給付費用 150 退職給付引当金 150

間接法では、税引前当期純利益から始まっています。
その内訳として、上記の退職給付費用を含んでいます。

しかし、この仕訳からお金の動きはありません。そのため除去する必要があります。
退職給付費用は費用なので、除去するということはマイナス要因となります。
退職金支払が△50、退職給付費用除去150、合計で100となります。

21間接法 退職給付費用





給与・賞与

給与・賞与の現金支払

給与・賞与 1,000 現金預金 1,000

直接法
給与・賞与現金支払が1,000なので、直接法にあてはめます。
現金の支払のため、マイナス計上となります。



間接法
間接法ではすでに税引前当期純利益に含まれています。
お金の動きがある仕訳なので、何も手を加えることはしません。



人件費 合計
直接法は、退職金支払△50、賞与・給与支払△1,000、合計で△1,050となりました。
間接法は、退職関連100、賞与・給与支払は計上済みで0、合計で100となりました。

30直接法間接法 給与
間接法 給与 仕訳





直接法、間接法の一致の検証

最後に直接法と間接法の小計が一致しているかを検証します。
前回の記事で営業収入と商品仕入支出、今回の記事で人件費支出が完成しました。

間接法は、期首商品棚卸高、期末商品棚卸高、退職給付費用以外の販管費が含まれているので、逆算して除去します。
40直接法間接法一致 人件費支出 検証
結果、直接法と間接法の小計が一致しました。

 

関連記事

 

 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

ブログランキング

にほんブログ村 資格ブログ 税理士試験へ
にほんブログ村