有価証券の減損とは 売買目的有価証券以外の有価証券で、
・有価証券の時価が著しく下落し、回復する見込みがない場合。
・時価の把握が困難な株式について、発行会社の財政状態の悪化により実質価額が著しく低下した場合。
に時価もしくは実質価額まで引き下げ、評価損として計上することをいいます。
・有価証券の時価が著しく下落し、回復する見込みがない場合。
・時価の把握が困難な株式について、発行会社の財政状態の悪化により実質価額が著しく低下した場合。
に時価もしくは実質価額まで引き下げ、評価損として計上することをいいます。
勘定科目は特別損失で計上し、一度減額した評価額は、後に価値が回復しても戻すことはおこないません。
その他有価証券
その他有価証券の帳簿価額100が、期末時点で50まで下落し回復見込みがないと判断し、評価減をおこなう。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
投資有価証券評価損 | 50 | 投資有価証券 | 50 |
時価のない株式
時価のない子会社株式で(取得原価800円、保有株式80株、1株当たり@10)が下記のように財政状態が悪化。
発行済株式総数:100株
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
子会社株式評価損 | 400① | 子会社株式 | 400 |
①
期末1株当たり実質価額
1,000(諸資産)-500(諸負債)=500(純資産)
500(純資産)÷100(発行済株式総数)=5
1株あたり取得価額
800(取得原価)÷80(保有株式)=10
5(1株当たり実質価額)-10(1株当たり取得価額)=△5(1株あたり評価差額)
子会社株式評価損
△5×80(保有株式)=△400